美術散華保存会&散華美術館 スタッフブログ

散華の情報、当会の活動、運営している散華美術館、奈良のこと等つづっていきます。

【5/13(日)】写仏散華ワークショップ開催@龍谷ミュージアム

GWに入ったばかりですが、
美術散華保存会からはGW後のイベントのお知らせです❗

今回は京都の龍谷ミュージアム「お釈迦さんワールド ブッダになったひと」の展覧会でのワークショップ開催です。

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展覧会では「お釈迦さん」の人間としての姿を求め、彼が生きた時代と生涯の物語を紹介されています。
いま、釈迦の本来の教えに注目されていますので、
興味深い展覧会です。
手塚治虫の『ブッダ』の直筆原画も展示されるそうですよ😲

当会としては初の京都での写仏散華✨✨
これまで奈良県内での実施でしたが、京都の博物館からお呼びがかかるとは感激です🎵
ということで(笑)、気合が入っていますので、関西一円から参加申し込みお待ちしています😉

🙏事前申込が必要です!
当日は観覧券(観覧後の半券可)のほかに、
参加費1名300円をいただきますので、ご了承ください😌

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「写仏散華をつくろう!」
日時:5/13(日) 10:30~12:30 14:00~16:00
参加費:1名300円
★事前申込み必要★先着各30名★観覧券必要(観覧後の半券可)★手ぶらでお越しください。気になる方は汚れても良い服装で。

申込みは龍谷ミュージアムHPからできます。(往復はがき、FAXも可)
詳しくはこちら↓
http://museum.ryukoku.ac.jp

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【奈良県立美術館】3月18日(日)きたまちマーケットに出店します!

三寒四温
暖かかったり、寒かったり、少しずつ春が近づいてきました。

美術散華保存会も動き出します!
今回は奈良県立美術館「奈良きたまちの古今拝見」のイベントの一つ、
「きたまちマーケット」に参加します。

奈良県立美術館のチケット売場前の広場で出店していますので、
企画展鑑賞の行き帰りに、どうぞお立ち寄りください♪

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きたまちマーケット
場所:奈良県立美術館前広場
時間:12:00~16:00
※荒天中止
主催:きたまちweek実行委員会

★★★★★★★★★★★★★★★★
開催中~3/25まで
奈良県立美術館 伝統工芸企画展
「赤膚焼・奈良一刀彫・奈良漆器…悠久の美と技」

ギャラリー展示「きたまちの古今拝見」
9:00~17:00
観覧無料
★★★★★★★★★★★★★★★★

「立春大吉」 ネットショップ、リニューアルのお知らせ

立春を境に新たな年が始まるとされています。
美術散華保存会は年明けからゆっくりと営業中ですが、改めて今年もよろしくお願いいたします!

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色々とイベントなど案内していく予定ですが、まず、ひっそりと営業中のネットショップがリニューアルしたので、保存会の散華を購入したい方は覗いてみてください。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪

今回、支払い方法、配送方法に関して大きく変更いたしました。

大きな変更点は、利用が少なかった「宅急便での配送」・「代金引換」の廃止です。

●支払いは先払いのみ、銀行振込か郵便振替でお願いしています。
(振込口座の変更もしておりますのでご注意ください。)

●配送方法はいずれもレターパックで、大きさ、重さ等でレターパックプラスレターパックライトを選んで頂くことにしました。(大量の場合はゆうパックも利用)

多くの方が先払いでレターパックでの配送を希望されていたので、このような形となりました。
これからもご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

商品ラインナップは拡大準備中です。
ご期待ください!
♪♪♪♪♪♪♪
美術散華保存会museum shop
http://sange.shop-pro.jp

【正倉院展】花籠(けこ)が出ていました

正倉院展も終わり、秋も深まり、気温としては冬の足音も…

毎年恒例で正倉院展に行って来ました。

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(オータムレイトチケットで、しおりが付いてきました)

今年は散華供養に使う花籠(けこ)が2点出ていました。
平たい浅めのものと深めのもの。
平たいカゴは散華を撒くときに入れる用、
墨書から東大寺大仏開眼供養会に使用されたと推測されるものだそうです。
深めのカゴは散華に使う花を洗うためのものと解説にありました。
昔は生花を使っていたことを偲ばせます。

産経新聞正倉院展紹介記事に画像があったのでご覧ください↓

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保存会にも骨董の花籠はありますが、金属製で組紐が付いていて割と華やかな見た目です。
一方、宝物の花籠は、シンプルながら丁寧な作り。
東大寺らしい、と私は感じました。

次も散華に関わる宝物が出てくるのを楽しみに、また来年!

【イベントのお知らせ】11/18(土)写仏散華づくり@奈良国立博物館

秋も深まり、正倉院も「開封の儀」が執り行われるといよいよ…といった感じです。

さて、今回は正倉院展終わった時期の奈良国立博物館でのイベントのお知らせです!

今年も「写仏散華づくり」と題して、
地下回廊(葉風泰夢さん隣)で開催。

無料です!!

仝畫10時~12時
午後13時半~15時半
この二つの時間帯で区切って、当日随時受付となります。

なお、受付開始、終了時間がありますので下記のHPで詳細をご確認下さい<(_ _)>

昨年も沢山の方に体験していただきました!
紅葉も始まりつつあるかもしれませんね。
散策のついでに、または歩き疲れた方も…
ぜひお誘い合わせてご参加ください★


http://www.narahaku.go.jp/events/2017event/2017triangleworkshop.html

【明日まで!】奈良国立博物館「源信展」に行って地獄と極楽を堪能

もう会期も明日までとなった、奈良国立博物館の「源信展」。
強烈な地獄のイメージと、その対比でもの凄く涼しげに有り難く見える極楽をたっぷりと見られます!

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普通の人は源信って誰だ?となるし、
知ってる人でも教科書に出てきたね、という感じでしょうか?
『往生要集』まで出たら凄いです。

源信が『往生要集』に記した地獄の様子とそこから救われるさまが
浄土信仰の高まりの中で広がったというのが、この展覧会では分かります。

★★★★★★

地獄では六道絵というのが、鮮烈な印象を与えます。
燃え上がる炎、コワモテの地獄の獄卒、酷い目にあっている亡者たち、細部までじっと観る価値あり。
展示の最後でも大きくパネルにしていますから、そこでもじっくり見られるのでご安心を。

あと、東大寺塔頭・知足院さんのお地蔵様が出展されていて、初めて拝見しました。
厨子の扉絵も残っていて、凄く良かったです。
「奈良きたまちにこんな名品が!」と感激しました。

★★★★★★

極楽では、亡くなる人の為の儀式について、それに伴う来迎図の展示が多くありました。
阿弥陀如来観音菩薩諸々、雲に乗ってお迎えに来てくれますが、
豪華な感じで、雲が流れて急いで来た感じが出てると、ありがたさもアップします!

久々に見れた平等院の雲中菩薩も相変わらずの可愛らしさ。
楽器をもった菩薩たちが結構かわいいのが、個人的には来迎図の好きなところです。

チラシにも出ていた阿弥陀来迎図。
古いものなので、仏画にありがちなうっすら具合かと思っていたのですが、
実物はキレイ!思っている以上に!

琵琶をもってる菩薩だけ歯を見せて笑っているように見えて、それだけ異質に感じました。
何か意味があるのかもしれません。(又はないかも、ですが)

★★★★★★

地獄と極楽、真反対の世界ですが、
そのギャップを楽しむも良し、
これを見ていた当時の人々に思いをはせるも良し。
地獄に関しては、現代人にはエンターテインメント要素が強いので、思いっ切り楽しんでも良いかと思います。