美術散華保存会&散華美術館 スタッフブログ

散華の情報、当会の活動、運営している散華美術館、奈良のこと等つづっていきます。

【追加情報】9/29「美術について《ゆる~く》語りたい」

テーマは「私は○○が好きなんです」、【女性限定】で参加者募集中です❗
お申込みはメールにてお願いします😌🎵
MAIL:sange_npo@yahoo.co.jp

上のテーマ以外にも、行った展覧会や美術館の感想やこれから見たいものもゆるりとお話しましょう。

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茶話会の形式でのんびりやる予定です。

☕当日のお茶・おやつ🍬

飲み物ですが、人数が少なければ、温かい緑茶・紅茶・コーヒー、多くなればバリエーションを増やしてセルフのドリンクバーっぽくしようと考えています。

あと、つまめるおやつをご用意します。持込も大歓迎!


今週末、そして来週末と連休が続きます。
美術館や展覧会に行ってネタができた方、ぜひご参加お待ちしてます😆

【イベント開催します】9/29「美術について《ゆる~く》語りたい!」参加者募集🎵

【美術散華保存会スタッフよしだの企画です】

美術作品を見るのが好きな人、美術館、博物館へ行くのが好きな人が集まって、その魅力について語り合う会を開催します。

美術についてジャンルは問いません!
毎回決まったテーマについて、自由にゆったりと話す予定です。
美術館、展覧会についての情報交換も行います。 

🍀第1回テーマ「私は○○が好きなんです!」🍀
自分の好きなジャンル、作家等を他の方に紹介する感じで進めていきます。

初めての試みですが、人が集まらなくても継続して開催していきますので、自分の「好き」を共有したい方、ご参加をおまちしています❗
    

―日時― 
第1回 9月29日(土) 
14:00~16:00 

―場所― 
散華美術館(奈良県奈良市西笹鉾町24) 

―対象― 
美術全般・展覧会を見るのが好きな女性 
美術館・博物館に行くのが好きな女性
(勝手ながら、慣れるまでは女性のみで開催予定です。) 

―定員― 
8名(先着順)

―参加費― 
1人500円 お茶・おやつ付 

―申込・問合せ先― 
下記のメールアドレスまでご連絡ください。受付後返信いたしますのでご確認をお願いいたします。

―MAIL―
sange_npo@yahoo.co.jp

先着順で定員に達した場合は申込を締め切ります。ご了承ください。


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【参加する上でのルール】

・勉強会ではない。わからない、知らないことがあってもOK。

・全員が発言できるようにする。

・できるだけ意見や情報は全体で共有する。

・必要な場合は自分の図録等を持ち込む。

・人が話しているときは聞く。話したくないことは話さなくて良い。

・参加者へのネットワークビジネス等への勧誘はお断り。

・参加者同士の連絡先交換は本人が責任を持って行う。

ご協力お願いいたします。

【メディア掲載】COLOR+(カラープラス)奈良に散華美術館が掲載されました!

先月発行された『COLOR+(カラープラス)奈良』(昭文社)に散華美術館が掲載されています❗
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詳細ページでは、當麻寺さんの写仏と並んで紹介していただいたので、光栄ですね✨

他にも奈良県全域の観光情報が盛り沢山😊

かわいい写真もいっぱいで、
今すぐ奈良に来たくなりますよ💕

amazon* 
https://www.amazon.co.jp/dp/4398136126/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_Bn.CBbYHPX1J8

【展覧会巡り】奈良県立万葉文化館「マンガで語る古代大和」展

奈良県立万葉文化館にて開催中の、「マンガで語る古代大和-学術と創造の融合- 『天上の虹』に見る創造の世界」展を見てきました。
長年のファンの方も多いのでは?

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そしてその日のお目当ては、里中満智子先生の講演会❗

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「歴史漫画を描く醍醐味」について、『天上の虹』や他の作品を描いていらした時のエピソードもふまえ貴重なお話を伺うことができました。

膨大な歴史的資料に基づき細かい所までこだわって作画していらっしゃること、作中人物のお墓参りをされ、簡単な処理の仕方をしないのが最低の礼儀など、これまでの作品に真摯に向き合ってこられたことを感じました。

資料がなまじ残っているとどうしてもそれに合わせたくなる性分ということで、「記録に残っていないシーンの描写はとても楽しい笑」とか😁

講演会中何度も「誰も描いていないことを描きたい」という夢・野心を持っていると仰っていました。その言葉にエネルギーをもらった気がします。

学生時代に途中まで読んだ「天上の虹」。
今回の原画の展示を見ながら、記憶が蘇ってきました。これを機に久しぶりに手に取りたいなと思っています😊

【会期 9/30まで】
http://www.manyo.jp/event/detail.html?id=223

【おでかけ】あじさい寺 京都宇治 三室戸寺へ

先週、京都府宇治市三室戸寺に行って来ました。
こちらは「あじさい寺」として有名で、今年も「あじさい園」が開園しています。
(7/8まで)

門をくぐったところから、鉢植えのあじさいが出迎えてくれ、それだけでも大変きれいです。
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まずはご本尊にお参りです。
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千手観音がご本尊とのことですが、正面から見えるのは普通の観音様のような?大きな宝冠を確認することができました。
どうやら、ご本尊は秘仏で、「お前立ち」の像だったようです。

奥には三重塔。
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蓮も7月から見ごろを迎えるそうです。これも楽しみ!
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この日はとても天気がよく、ご本尊のお参りの列に、御朱印の列と大変混雑していました。

あじさい園も見頃を迎えていたので大変な人出です!
山門を通り抜けたところからあじさい園を見下ろすも良し、実際にあじさいの中を探索するもまた良し。
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珍しい品種もたくさんありました。
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奥にあるお庭も風情のあるものでした。
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ちょっと人ごみに疲れたら、「花の茶屋」に立ち寄るのはいかがでしょう?
暑かったので、「菟道氷(うじごおり)」750円をいただきました。
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定番ですが、あんこと白玉が三位一体、やはりおいしいです
あじさい氷」なるフルーツの入ったカキ氷もありました。こちらもおいしそうでしたよ。

ちょうど行った時間が午後だったので、連日晴れすぎたせいか、あじさいは元気がなくなっていました。
やはり雨の降った後、雨が降りそうな日のほうが活き活きしていると思われます。

ちょっと憂鬱な雨の日もあじさいが美しく咲いているのを見ると、少し元気が出ます。
ぜひ行ってみてください。

★注意点★
あじさいの季節は駐車場もかなり込み合って、迂回路を案内されるので入るまでに時間がかかります。公共交通機関の利用をおすすめします。
駅からは少し遠いですが、他の所も観光しながら徒歩でというのもアリです。実際そういう方も多かったです。

・混雑時、敷地内のあじさい園に入るまでに列ができていることがあります。私が行ったときは拝観料を払う時点で「混んでますけどいいですか?」と聞かれました。立ち止まらないように促してくださっていますが、写真を撮ったりするため、つっかえてしまうようです。


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三室戸寺
〒611-0013 京都府宇治市莵道滋賀谷21
TEL 0774-21-2067
あじさい園 7月8日まで開園
拝観料 あじさい園開園中の時期は800円
詳細はHPよりご確認ください→ https://www.mimurotoji.com/ 

【展覧会巡り】奈良県立万葉文化館 「広重―雨、雪、夜 風景版画の魅力をひもとく―」

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先日の大阪北部地震では、奈良でも大きな揺れを感じました。その後も余震があったり不安な日々が続きました。
震源地近くの方はなおのことでしょう。

この度の地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、被害にあわれた方に一日も早く普段の生活が戻ることを願ってやみません。

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さて先日、万葉文化館で開催中の「広重」展に行ってきました。

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「広重」とは?江戸時代の浮世絵師、歌川広重(1797-1858)のことです。
有名なところでは「東海道五拾三次之内」、その他数々の風景や名所を描いています。
昨年は生誕220年、今年は広重の没後160年という節目の年ということで、全国で作品を見られる機会が多くなっているんですよ。


今回の展示の見所は、「東海道五拾三次之内」(保永堂版)全部出し!!

なかなかこの五十三次、枚数でいうと全部で55枚の作品を一挙に見られる機会はありません!
熱が入るのも、実は自分の地元が東海道の宿場町の一つでして…
「奈良で東海道五十三次が見られるなんて!これは見ずにはおれん!」となったわけです。

資料に東海道中山道の地図があったので、それを片手に1枚ずつかみしめて見させていただきました。
それぞれの土地の特徴をとらえ、時にデフォルメを加えながら、一枚に凝縮しているところに広重の凄さを感じました。

タイトルにも入っている「雨、雪、夜」の表現は特に技術やデザイン性を見ることができました。
雨の真っ直ぐな細い線、交差する線、線の間隔、これで雨の表情はずいぶん変化します。
また風が強く吹いている情景も人や小物の動きを追っていくとわかるように描かれています。

展示には「保永堂版」だけでなく他にもいろんなパターン(版元がそれぞれ違います)で製作されたものがありました。
狂歌入りだったり、人物があったり、江戸名所や伊勢名所などバラエティ豊か。
歌川広重国芳・国貞の合作も見ものです。

そんなことで大量の作品が余すことなく展示されているので、休憩しながら、
東海道を旅する広重を追体験できます。


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奈良県立万葉文化館 
「広重―雨、雪、夜 風景版画の魅力をひもとく―」
会期:7月1日(日)まで
観 覧 料:一般 1,000円、大学・高校生 500円、小中学生 300円

学芸員によるギャラリートーク(事前申込不要・要観覧券)
・6月23日(土)午後3時45分~4時15分
・6月30日(土)午後1時30分~2時

詳細はHPへ→ http://www.manyo.jp/event/detail.html?id=220

【展覧会探訪】「お釈迦さんワールド ブッダになったひと」@龍谷ミュージアム

先日5/13に写仏散華のワークショップを実施させていただきましたが、多くの方にお申し込み、ご参加いただき改めて感謝いたします。

展覧会は会期が6/17までともう少しありますので、その感想などレポートしたいと思います!

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★勝手に見所紹介★

<その1 人間 ガウタマ・シッダールタに焦点を当てている>

仏教の開祖=釈迦=仏というのが一般かもしれませんが、実在した人物としてその時代背景にも迫っています。
世界史の復習のような感じで、その当時の遺物、ギリシャ・中東・中国といった周辺諸国の状況などわかりやすく解説してくださっています。


<その2 いろんな姿のお釈迦様>

仏教美術の展覧会ではこんなにお釈迦様の像を見ることは余りありません。
私が気になったのは、悉達太子坐像(京都仁和寺・鎌倉)です。
若き日のシッダールタの姿は初めて見ました。太子姿の像も信仰されていたと思うと驚きです。
あとは苦行明けの姿はちょっと悲愴感漂う感じだったり、
私たちが通常イメージする完璧な人間の姿とは違う一面もたくさん見ることができます。
そしてそのそれぞれの姿が、誕生会(お釈迦さんの誕生日)・成道会(悟りを開いた日)などそれぞれの節目にあわせて信仰されてきたことを改めて感じました。


<その3 手塚治虫の『ブッダ』の直筆原画>

これを見るだけで、展覧会に来た価値はあるといえるでしょう。
見ていたら、原作漫画を読みたくなりました。

そしてそして、ちょうどいいところに記念講演会も開催されます!
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6月3日(日)13:30~15:30 @龍谷大学大宮学舎 東黌303講義室
手塚治虫からのメッセージ―手塚治虫がマンガを通して読者に伝えたかったこと」
講師:松谷 孝征 氏(手塚プロダクション代表取締役社長)
※講演後、松谷孝征氏と入澤崇氏(龍谷大学学長)との対談を開催

★開催場所はミュージアムではありません
ミュージアムに事前申込が必要★先着200名★聴講無料ですが、観覧券が必要(半券可) 

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<その4 フォトスポットが充実>

ミュージアムの入り口の段階から、自撮り用の仕掛けがたくさん!
涅槃はちょっと勇気が要りますが…撮ればインスタ映えですよ!

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キャラクターのソーナンダ・アーナンダ・コーナンダもそれぞれ可愛くて、展示でもわかりやすく解説してくれています。

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いかがでしたか?
龍谷ミュージアムはJR京都駅から徒歩15分くらいで、目の前には西本願寺があり、観光にもぴったりです。

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ミュージアム入口付近 地下に入っていきます

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斜め前あたりに西本願寺

職員の方に聞いたのですが、土日はミュージアム周辺の飲食店は閉まりがち、とのこと。(駅まで戻れば無問題)
興味をお持ちの方、ぜひ行ってみてください♪


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龍谷ミュージアム「お釈迦さんワールド ブッダになったひと」
会期:開催中~6/17(日)
時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館日:月曜日
http://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/sp.html