美術散華保存会&散華美術館 スタッフブログ

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東大寺二月堂修二会 その2お水取りとだったん

お松明を見てから、一旦帰って仮眠をとり、夜中再び二月堂へ。
 
法要が中で行われており、練行衆の声と差し掛け(ぞうり)のバタバタという音が道内に響きます。
 
私は脇のほうで、お水取りに出発する一団を見守っていました。
東香水講の皆さんが大きな御幣と神官の装束で待機されていました。
イメージ 1
写真に写っている御幣は1メートル以上ある太いもので、
持っている担当の方は担ぐことも地面に下ろすこともできずしんどそうでした
 
はっぴを着た役員さん(?)が参加者の方に色々とレクチャーしていて、
このようにして講の中で代々引き継がれていくのだなあと感心しました。
 
二時前に井戸に出発したところで、急いで外陣にダッシュ
そこでは五体投地の最中で大きな音が。聞いてるだけで体が痛い
 
運よく座る場所をゲットし、だったんまでひたすら行を見守りました。
睡魔に襲われつつも耐えました。
 
だったんでは「堂内でこんなに火つけたら燃えてしまうで」というぐらい
盛んに燃えた松明を振って火の粉を落とします
 
お松明にしろ、だったんにしろ
「火」というものが清めのために重要な役割を果たしていると感じました。
全国でも火を使った祭りはたくさんあります。
特に火をたくさん使用するのは
修二会が神仏習合、オコナイという民俗行事と深い関わりがあるからでしょうかね?
 
今回はいかに多くの人々によってお水取りは支えられているかを
感じることができました。
1261回絶え間なく続けてきた人の力ってすごい