美術散華保存会&散華美術館 スタッフブログ

散華の情報、当会の活動、運営している散華美術館、奈良のこと等つづっていきます。

京都国立博物館 「法然 生涯と美術」

GW最終日5日に久しぶりに京都国立博物館へ行ってきました。
特別展「法然―生涯と美術―を見るためです!
(残念ながら今月8日に会期終了してしまいました。)
展覧会ページhttp://honen800.exh.jp/
 
この展覧会は法然上人800年御遠忌を記念して、文字通り、法然の足跡やその与えた影響を
美術作品などから紐解いていく展覧会です。
 
軸になっているのは、法然の伝記として残されている法然上人絵伝」
という絵巻です。
これは48巻もあり、法然の没後弟子たちによって編纂されたものといわれています。
 
浄土真宗や他の写本の絵巻も多く展示されているので、
それらを比較しながら、楽しむことのできるツウには嬉しい展示内容ではないでしょうか?
 
また、『往生要集』を基にした地獄絵などもあり、
私は怖いというよりはむしろ面白がって見ていました(笑)
 
あと、法然の時代辺りから盛んに製作されるようになった来迎図
阿弥陀様と観音様と楽団が迎えに来るような絵)も多くありました。
 
有名な知恩院の「早来迎」を見られたのは感激でした。
ついつい人の目もはばからず、なめるように見てしまいました
ホントに自分のために急いで来てくれたんだ~っていう感じです。
 
絵巻が多かったので、人が多いとなかなか見づらい部分もありましたが、
じっくりと法然の足跡をたどっていくことができました。
 
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展覧会後のお楽しみ、
ミュージアムショップでは散華に関する商品も取り扱っていました。
 
イメージ 1
私が購入したのは、散華形あぶらとり紙(左)と絵葉書(右)
このシリーズは版画で絵柄がデザインされていて、他にもいっぱい種類がありました。
 
あと、便利堂さんが製作している「舞散華」も販売されていました。
この散華はヒラヒラと長く飛ぶように形を笹の葉状にしている、ちょっと変わった形の商品です。
 
浄土宗も散華を使用する習慣があります。
ぜひ散華にも注目してみてください