美術散華保存会&散華美術館 スタッフブログ

散華の情報、当会の活動、運営している散華美術館、奈良のこと等つづっていきます。

お水取りと散華

今日は東大寺修二会のお松明、その後の法要を少し聴聞してきました。

今日のお松明はいつもとは異なり、
午後6時半から10本の松明が一気に上がります。

写真に撮ると二月堂が火事みたいになっちゃいますね(^o^;

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ちょうど全てのお松明が出揃った時、
松明を持つ役の一人が「もうちょいそっちいけや!」みたいな感じの事を
(恐らく新人さんに)怒鳴っていて、ちょっと笑ってしまいました…
沢山の人出でかなりお堂からは遠かったのですが、
なんせ、凄く声が響いてたもので(>_<)

最後は掛け声で一斉に高く持ち上げて、火の粉を回し落とし、
滝のような美しい光景でした。


お松明の終了後、誘導に従いつつ二月堂へ。

お堂の北側の局で少し法要を聞きました。
どうしても隙間からしか中の様子は見られないのですが、
目をつむって声を聞くだけでも雰囲気は伝わってきます。
(内陣は男性しか入れません)


☆ここで散華の豆知識!☆

12日、13日、そして今夜も「だったん」が行われます。
その時、「ハゼ」というもち米を炒ったものを撒くのですが、
これは米の華とされ、修二会における散華の役割をもっています。
他にも色々なものをまいたり投げたりします。
「だったん」については不思議な所作も多いので、諸説あることも…?
それも修二会の魅力と言えるでしょう。

明け方の法要ですが、一見の価値ありです!!