美術散華保存会&散華美術館 スタッフブログ

散華の情報、当会の活動、運営している散華美術館、奈良のこと等つづっていきます。

【展覧会見てきました】散華の展示もやってます!奈良県立美術館「奈良礼賛」

この春は、美術館と様々は縁がありまして、
奈良県立美術館春の特別展「奈良礼賛」にて
散華の展示紹介、グッズ販売させていただくことになりました
 
加えて、4月25日(土)には写仏散華体験のワークショップも開催します。
(材料費300円)
イメージ 1
 
というのも、
奈良の文化財文化遺産にちなんだ展覧会であり、
奈良県立美術館の館蔵品をうつした散華(18種・1枚200円)を
新しいグッズとして販売されるということで、
お声がかかったのであります。
 
それに際して、展覧会の方もじっくり堪能させていただきました。
 
まず飛び込んでくる、狩野芳崖の「悲母観音 下図」の迫力に感動して
期待が高まったところで、
明治期の日本文化の再発見・美術行政がどのように進んで行ったかが
わかりやすく示されていて、発見の多い展覧会でした。
個人的にも、日本の歴史の中で明治は本当に重要な時期であると思っているので、
岡倉天心フェノロサがいなければ、いま目にしている文化財
どうなっていたことだろう」と本当にありがたく思います
 
また出てくる作家がビックネームばかり・・・(当たり前か?!)
橋本雅邦に横山大観、下村観山、、菱田春草高村光雲・・・
単純に作品自体も奈良の古寺の文化財で見覚えのあるものばかり。
こんなコラボ贅沢過ぎ!!!
文化財調査を発端としていますが、その作家たちが先人へのリスペクトを持ちながら、その後それぞれの感覚で新たな作品を残していると感じました。
 
あと、仏教関連の内容の絵画・工芸が多いからか、
「散華」(蓮の花びら)が舞っている様子が描かれた作品も数点ありました。
ちょっと嬉しい♪
 
さて、当会の散華の展示はというと、
最後のグッズ販売コーナーの隣に、結構大々的にやっています。
散華の原画あり、数年前の東大寺の「光明皇后1250年御遠忌」の散華の様子など盛りだくさんです。(東大寺薬師寺の散華もあります)
よろしければ、ゆっくりとお楽しみください
 
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奈良県立美術館 
特別展「狩野芳崖横山大観菱田春草・・・・ 
奈良礼賛 ~岡倉天心フェノロサが愛した近代美術と奈良の美~」
4/11(土)~5/24(日) 休館日・月曜日
9:00-17:00(入館は閉館の30分前)