【展覧会探訪】大阪市立東洋陶磁美術館「蓮 HASU-清らかなアジアのやきもの×写真家・六田知弘の眼-」
今日、大阪市立東洋陶磁美術館で開催中の
「蓮 HASU-清らかなアジアのやきもの×写真家・六田知弘の眼-」を見てきました。
散華ももともとは蓮の花びらの形から来ていますので、注目していた展覧会です。
蓮は「花の君子」と称され、また泥の中から生まれ出てきれいな花を咲かせることから、
仏教的なモチーフとしても多く使用されています。
私のイメージとしては仏教的なものが強かったのですが、
中国・韓国では恋愛・結婚・子孫繁栄の吉祥文様としてポピュラーだったようです。
これは驚きでした!
女性の方でも蓮グッズなど集めている人は、こういった意味合いを自然と汲み取っているんでしょうか(笑
今回の展示の特徴として、写真家・六田知弘さんの蓮の写真がまた美しい。
つぼみから、満開の時、葉っぱにたまった水滴、朽ちていく様子…瞬間、瞬間を捉えていました。
この方、奈良県生まれの方と知って、親近感も増しました。
家に帰ってから、購入した図録を開けてみると、これまた感動!
展覧会図録というと、おもに作品が並んで、ともすれば味気ないものです・・・
今回の図録は展覧会を見ていなくても、これだけで楽しめる!!オシャレ
この図録のアートディレクションを担当しているのはシルシの上田英司さん。
調べてみたら、個人的に「いいな!」と思っている図録を手掛けていらっしゃるではないですか
それにもつい興奮してしまいました。
十二分に楽しめた展覧会でした。
会期は7月27日までですので、ぜひ足をお運びください。