美術散華保存会&散華美術館 スタッフブログ

散華の情報、当会の活動、運営している散華美術館、奈良のこと等つづっていきます。

NPO等人材育成塾 インターン実習第二弾 奈良NPOセンター

先週1025日【月】、人材育成塾のインターン
NPO法人 奈良NPOセンター」にお邪魔しました。
広い事務所でびっくり。多くのスタッフの方が仕事をしていらっしゃいました。
 
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この日は実際に何か作業をすると言う事はありませんでしたが、
事業の内容について詳しい説明を受けたり、
参加者同士で自分の団体について語り合いました。
 
奈良NPOセンターは今年で10周年を向かえ、仲川順子理事長のもと
NPOを支援するNPOとして活動されています。
保存会でも、その存在は知っていたもののお世話になる機会はありませんでしたが、
今回の奈良県新しい公共事業を請け負っていらっしゃって、
私自身も受講者として大変お世話になっています。
 
 
このNPOセンターの特徴として興味深かったのは、民設民営ということ。
 
こういった中間支援組織といえば行政などの受託事業を実施する、
いわゆる「ひも付き」の組織というのが頭にあったので、
失礼ながら奈良NPOセンターもそうだと思っていました
 
理事・監事の名前を見ても、
奈良のNPOの老舗の方々が立ち上げから関わって支えているということがわかります。
 奈良NPOセンターHPはこちら→http://www.naranpo.jp/
 
 
事業内容の中でも
NPOの支援・ネットワーク作りはもちろんですが、
2005年から実施されている奈良サマーセミナー開催は
保存会も気になるところ。
またソーシャルビジネス(SB、社会的企業のサポートを
新事業としてアピールされていました
 
前者のサマーセミナーは、関わりのあるNPO等が協力して
子供も大人も楽しめる講座を開くもので、
毎年たくさんの親子連れが参加するそうです
後者のSBは最近話題のビジネス形態です。
昨年からSBの認知度を高めるためにセミナーを開催、
今年は「ソーシャルビジネス・センター奈良」を設立し、
テーマ別・世代別コンテストも開催されました
 
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SB・・・興味はありつつも、まだ掴めていません。
社会貢献をしつつ、利益を出していくというのは、なかなか難しい
 
その地域・コミュニティなどと深く関わり、
内外から両方見られる人でないとできないのかな?と思ったり・・・
 
NPOがそこに関わっていくというのは、
その成り立ちから考えて自然な流れではないでしょうか。
でも、「利益を出していく」というのがネックになりそうです。
 
もし起業してつぶれてしまっては元も子もないですから。
SBとして成功するかどうかはその部分で別れていくと思います。
 
 
先日のNPOマネジメントの講座で、
NPOは事業性を、企業は社会性を強めていっていると知りました。
確かにそうです。
その着地点がSBなのか・・・
 
十人十色の手法がSBの良さでもありますが、
コレ!という定義やポイントがあれば
もっと広めることもできる気がします。