佐川美術館
佐川美術館に行ってきました。
私は滋賀県出身ですが、初めて。
端的に言うと佐川急便が建てた美術館です。うわさは聞いていたんですけどね。
建物も水に囲まれていて、滋賀県らしい美術館。
平常展示では平山郁夫の作品が並んでいました。
いい機会でした。
ほとんどはスケッチをペンのようなもので起こして、水彩で色をつけた
砂漠やインド、敦煌の風景。
重厚な楼蘭を描いた三部作もありましたが、
このような軽いタッチの方が平山先生がどのように事象を捉えているかがわかって
好きですね~
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また、佐藤忠良の追悼展も開催されていました。
この展覧会が決まったときにはまだご存命でしたので、
縁のある方々のコメントも多くありました。
彫刻に関しては見方がつかめてないのですが(特に現代彫刻は)
佐藤忠良という彫刻家が生涯、自分自身を職人として鍛錬し続けていたことが
感じられました。
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ここの美術館の目玉は、地下にあります。
別棟の地下に行くと不思議な空間が・・・
地上の水が天井の窓から光とともにその揺らめきを表現していました
なんとなくひんやりとして、落ち着く空間です。
奥には楽吉左衛門の焼物と写真が展示されています。
どうやらフランスで楽茶碗を作陶したようで、
土の性質や鉱物などが異なるためか、独特の作品でした。
予約をすれば、そこの茶室でお茶がいただけるようです。
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車がないとバスでしか行けませんし、あまり本数もありませんが、
とてもゆったりと過ごせる美術館です。
水の揺らめきを見ながら休憩もできます。
オススメです