美術散華保存会&散華美術館 スタッフブログ

散華の情報、当会の活動、運営している散華美術館、奈良のこと等つづっていきます。

今年の薪御能を振り返る

土曜日は、予告どおり薪御能を観てきました!
 
何とか天気ももって、土曜日で観光客も多かったです。
 
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「羽衣」
羽衣伝説を基にした話。
最後に天女が舞いながら、空に上っていく表現は
美しいものでした。
前に載せたパンフレットの表紙はこの「羽衣」のシテだと思われます。
(間違っていたらすみません。)
 
狂言「土筆(つくづくし)」
2人の男が山へ行き、1人が土筆を見つけてある歌を思い出します。
もう1人は芍薬を見て別のある歌を思い出します。
しかし、両者とも間違って覚えており、
「いつの手習いじゃ!」と馬鹿にし合い、相撲で決着をつけることになるのですが・・・
というお話でした。
狂言となると急にわかりやすくなります。
 
「鵺(ぬえ)」
鵺という名の怪物の話。
元は近衛天皇時代の源頼政という弓の名手が鵺という
怪物を退治し、帝から名剣を賜ったという話から、その後日談といった感じ。
勇ましい怪物退治の話かと思いきや、
最後は少し寂しくなるような能でした。
舞の激しさもあり見所の多い演目でした。
 
詳しい演目のあらすじはこちらから→http://www.the-noh.com/sub/jp/index.php?mode=dic
 
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最初は立ち見でなかなかつらいものがありましたが、
後半座れて逆に眠くなってしまいました・・・
 
でも、去年よりは楽しんで見られたように思います
かがり火の中で鼓の音が響いて、まさに幽玄の世界。
とても気持ちよかったです