美術散華保存会&散華美術館 スタッフブログ

散華の情報、当会の活動、運営している散華美術館、奈良のこと等つづっていきます。

はじめまして ―美術散華とは?

はじめまして!
私共は奈良にあるNPO法人美術散華保存会です。
散華の収集、保存、製作を主な活動としています。
活動状況や新作の散華をご紹介していきたいと思います。
 
これからよろしくお願いいたします。
 


まず散華(さんげ)とは??
読み方もよく間違われます・・・
寺院で法要を厳修する際、諸仏を供養するため花が撒かれます。
この行為を「散華」といいます。
 
仏・菩薩の来迎時、あるいは讃嘆する際に天空から花が降るという経説に由来するもので、法要では花の芳香によって悪い鬼神を退却させ、道場を清めて仏を請来するために行われているのです。
 
元来、蓮などの生花が使われていましたが、蓮弁をかたどった色紙が代用されるようになりました。
「散華」はその行為そのもの、そしてそれに使われる紙片の両方をさします。
 
さらに、戦後、奈良の寺院において日本画家などによる芸術性の高い散華が製作され、このような散華を「美術散華」と呼びます。
 
有名なのは東大寺杉本健吉による散華、薬師寺の散華(稚児散華)があります。
 
 
どんなものか見てみたい!!という方はこちらをご参照ください。
美術散華保存会HPhttp://www.sange-npo.jp/