【古都祝奈良】観劇で感激!SPAC「マハーラーバタ~ナラ王の冒険~」
今月3日から「古都祝奈良」のイベントが始まっています。
その一つ、平城宮跡で開催の静岡県舞台芸術センター・SPAC「マハーラーバタ~ナラ王の冒険~」を観に行きました。
雨天決行のこの舞台、いいお天気になってそれだけで幸いでした!
あまり内容を書いてしまうとネタバレになってしまうので全体の感想になりますが、印象的な点を紹介します。
平城宮跡の東区朝宮院の敷地にリング状の舞台が組まれ、
観客はアリーナ席からぐるりを見渡すように舞台を見る形で珍しい仕掛けでした。
「あんまり空間がなくて大丈夫?」と思っていましたが、これが時の流れや距離感など表現する上でうまく機能していたように思います。
内容はインドの国民的大叙事詩マハーラーバタ。
名前だけは聞いたことがあるのでは?
「マハーラーバタがもし日本に伝播していたら?」というコンセプトだそうです。
台詞や衣装は平安王朝風ですが、でも中身は原典をしっかり踏襲しているように感じました。
やはり現代に伝わる古典というのは、国を超えて伝わるものがあるのだと思います。
打楽器中心の演奏も素晴らしく、
演者の方もノビノビと跳ねるように見えて、
平城宮跡の広い空が相乗効果をもたらしていたような…
全てが初めての、素晴らしい観劇体験でした!
□今日~12日まで見に行かれる方へご参考までに…□
・東区朝宮院跡は東の端にあり、西大寺駅からかなり距離があります。
バス停留所の「平城宮跡」からも少し距離があり、会場まで草むらを突っ切りたくない場合は、遠回りが必要です。
・天候によりますが、ずっと見ていると夜は結構冷えました。
長袖は必要ですね!
・席は階段状の板の間に座ります。
入場の際、一人1枚1㎝くらいの厚みのシートが配られます。
ただ、仮設の板の間に座ることになるので、座っているとお尻が痛くなります。
気になる方は座布団等持ち込まれた方が良いかも。
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