美術散華保存会&散華美術館 スタッフブログ

散華の情報、当会の活動、運営している散華美術館、奈良のこと等つづっていきます。

【散華美術館協力】杉本美術館「ほとけ 杉本健吉が描くやすらぎの世界」鑑賞

先日、今月15日まで開催中の杉本美術館
「ほとけ 杉本健吉が描くやすらぎの世界」を鑑賞してきました!
 
知多半島にある杉本美術館までは名鉄の特急に乗って46分ほど。
美浜緑苑駅下車で15分ほど歩きます。道案内はしっかりあるので、ご安心を。
 
住宅街の中にひっそりと静かにたたずむ美術館。
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内容としては、
東大寺薬師寺など杉本健吉が出がけた代表的な散華の数々を展示していますので、
散華だけでもここに来た甲斐はあります!
 
 
この散華自体や、散華の説明や資料を提供し、今回の展覧会に協力しています。
 
 
あとは、ほとけを描いた作品がずらり!
柔らかいタッチの観音、あとそれに添えられた書がまたいい感じですし、ちょっとウィットの利いた作品なんかは思わずクスリとしてしまいます。
 
また、奈良では馴染みのほとけ様、杉本健吉が描くと、よりデザイン化され、新鮮に映ります。
杉本健吉はもともと図案家(デザイナー)として働いており、名鉄の電車の車体の赤、名古屋の地下鉄の黄色を決めたのは彼だという。
鉄道の工業デザインと縁があったらしい。
 
散華や色紙の「抜けた」やわらかい印象の作品も、実際は大胆にデフォルメが必要で、その計算された思いきりは、デザインの感覚・感性を感じます。
 
 
 
そんなこんなでゆっくりじっくり鑑賞させていただきました!
ほんとに飽きないんです!
 
あとは休憩室でお抹茶をいただきました。
 
イメージ 2入場券を購入する際、「通常は900円の入場料で、今なら1000円でお抹茶がつきます」と案内があり、お抹茶付でお願いしていました。
 
この休憩室からは海も見えます♪
 
その日は天気は曇りでどんよりとしていましたが、晴れていたらとても気持ちいいと思います。
 
時々名鉄赤い電車が走って、
幸運なら空の青と海の青、そして赤い電車の美しい光景が目の当たりに・・・
 
 
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休憩室はまだまだ楽しめます!
今度は、散華つくりのワークショップ!
 
休憩室の机に散華と色鉛筆・筆ペン・クレヨン(これは無料で持ち帰り可)が
用意されており自由に書けます。
 
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壁には、参加者の方のたくさんの散華が!!
多くの方が散華を描いてくださって、本当にうれしかったです!!
 
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以前からの分は入れ替えて箱に保管していらっしゃいました。
それにしても大量。
杉本健吉の作品をまねる方、風景を描く方、目標やお願いを書く方、
いろいろあって・・・本当にありがとうございます!
 
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私もせっかくなので描かせていただきました。ちゃっかり貼り付けました(笑)
今回貼り付けられた散華は近くのお寺でお焚きあげしてもらうそうです。
 
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最後に展示で印象的だったものを紹介します。
それは「志賀直哉から送られた手紙」。
展示室の端にひっそりと展示されていたのですが、特に胸に残りました。
杉本健吉が画家として軌道に乗り始めた頃の、志賀直哉から叱咤激励の手紙でした。
小さい画家におさまるな、もっと大きな作品を作れと。
 
杉本健吉は晩年までその手紙を自分の書斎の見えるところに貼っていたそうです。
しかも、自分でその文言を書き写してまた別の作品にし直しています。
そういうことを言ってくれる人がいるのがまず素晴らしいのと、
それを生涯掲げ続けたというのもすごいと思いました。
 
そりゃ96歳まで生きはりますわ!!!
 
散華という点で見どころいっぱいの展覧会ですが、
常設の杉本健吉の紹介や他の作品も
楽しい気分になるものばかりですので、
ぜひ足を伸ばしてみてください♪
 
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★注意★毎週水曜日(ただし、祝日の場合は開館、翌日休館)
毎月第2火曜日(平成27年5月~)
http://www.meitetsu.co.jp/files/sugimoto/