美術散華保存会&散華美術館 スタッフブログ

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【東大寺】賢首大師千三百年御遠忌散華

今日、東大寺で行われた法要の散華です。
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画 浅羽壮一郎  http://www.ne.jp/asahi/pipi/art/index.html

招待者の方には配布され、法要でも散華が撒かれたようです。
写真の散華は保存会の理事長がもらってきたもの。
 
この「賢首大師」さんの存在をまったく知らなかったのですが、
華厳宗の高祖で、中国の偉い学問僧のようです。(642-712)
 
16のときに仏教者としての覚悟から、阿育王の舎利塔の前で指を燃やしたとか
その後、『華厳経』の講義を数多く行い、お経の註釈書もあらわし、
華厳教学の礎を築いた人物であるとのこと。
(北河原別当の表白(訳)より)
 
どうもその塑像が普段は手向山八幡宮にあるようです。
今回の図柄も東大寺と中国のお寺と塑像をモチーフにしたものでしょう。
首大師の話とは真逆で、全体的にほんわかした印象です。